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東沢岳 東餓鬼岳 清水岳 2009年7月11日
中房温泉
5:07
東沢乗越
7:57
東沢岳
8:40
東餓鬼岳
10:00
清水岳
11:24
中房温泉
14:42
 

まだ登った事の無い東沢岳と東餓鬼岳と清水岳。ネットで情報を集めると簡単に見つける事が出来たけど、薮漕ぎして清水岳へ縦走している記録が見当たらない。中房温泉から東沢乗越経由で周遊できないかと色々な角度から調べて見るも、どうしても薮の濃さが分からない。東餓鬼岳から稜線を覗き込んで時間的に厳しいようであれば引き返すつもりで中房温泉を出発した。

中房温泉に泊っていた人に「前日の大雨で登山道が荒れている」と情報を頂くが、歩いてみるとアップダウンが多くて非常に疲れる。大ホラ沢出合いを越えて尾根歩きになると、今度は虫の大群に襲われて疲労が倍増する。東沢乗越まで後もう少しというところで登山道の脇に黒い物体が見えた。距離にして30mぐらいだろうか?熊のほうが早くに気付いていたようで、何事も無かったように草むらの中へと消えてく。

東沢岳までやってくると素晴らしい景色が広がっていた。ここで引き返しても納得出来るほどの展望だったけど、東餓鬼岳はすぐそこである。
東餓鬼岳までの道のりは「基本は稜線歩き」らしいので、ハイマツの中に隠れている踏跡を辿って進む。東餓鬼岳までやってくると、こちらも素晴らしい場所である。縦走路から外れているので訪れる人も稀だと思うが、整備すれば人気が出そうな山である。

東餓鬼岳のピークから清水岳方面を眺めるが、稜線上にハイマツは無さそうな感じがする。出だしはハイマツ地帯がどこまであるか分からないけど、下りなので問題は無さそうである。しかし、ここを引き返すとなれば簡単に戻れないようなハイマツの密集地で、時間のロスも大きいだろう。方向を間違えないように慎重に下り始めた。

地面に足をつけてしまうと移動が大変なのでハイマツからハイマツへ綱渡りをする。しばらくすると藪が薄くなってる場所が見えてきて、そちらの方へ進むと獣道があった。それを利用してどんどん下ると、藪山とは言えないような状態となり、残雪期に取り付けた赤テープが1つだけ残っていた。

獣道がしっかりしているので歩きやすい稜線歩きとなり、枝尾根に入らないよう注意しながら清水岳を目指す。

各尾根には、しっかりした獣道が存在するらしく、糞から推測してカモシカさんには感謝する。
清水岳の手前までやってくると笹が増え始め、ちょっとだけ藪こぎして清水岳の山頂に到着する。ここから有明山まではネットに記録があったので目印があるじゃないかと期待するも、それらしき物は見当たらなかった。

山頂直下でルートをミスったらしく、広い笹藪の斜面に突入。すぐに正しい方へと移動するが、急斜面の横移動は非常に疲れる。

再び歩きやすい稜線となり、途中でプラのゴミなどを見かける。ネットで見かけた池も現れた。このまま有明山まで行ってしまうかと悩んだけど意外と距離があって疲れる。2283mピークが近づくにつれてシャクナゲが増えてきた。

もう少しで登山道というところで下のほうから鈴の音が聞こえてくる。有明山は7年ほど前に登った記憶があるけれど登山道がどうだったかは定かではない。裏登山道は意外と荒れてる印象を受けたが、最後はヨレヨレになりながらも何とか中房温泉に辿り着けて良かった。

 

 
中房温泉 堰堤
中房川 登山道 東沢乗越
登山道 東沢岳 餓鬼岳方面
餓鬼岳方面アップ 東餓鬼岳法面 燕山荘と燕岳
東沢岳と裏銀座方面 東餓鬼岳山頂 清水岳方面
獣道 清水岳 池?
2283mピークからの有明山