Mさんが走って火打山と妙高山を巡ると言っていたので、こっそり笹ヶ峰の駐車場にやってきて待機する。

自分としては、来年の春に火打山周辺をテレマースキーで滑りたいと思っていたので偵察も兼ねているが、どちらかといえば写真を撮りたいので途中で適当な理由をつけて脱落し、のんびり山頂を目指す事に した。

　

Mさんの知り合いの方に御挨拶をしてから笹ヶ峰の駐車場を出発する。整備された登山道は歩きやすくて、ルンルン気分で歩きだすが、お知り合いの歩くスピードが速く、ついて行くのがやっとである。

黒沢橋を渡ると傾斜は増し、十二曲がりの標識で限界を感じて、ここで脱落して１人で高谷池ヒュッテを目指す。
バテバテになった状態から通常の状態に戻す為に、なるべくペースを落としてのんびり歩き続けるが、正常な状態に戻ったころに高谷池ヒュッテが見えてきた。

Mさん達は高谷池ヒュッテを通過しただろうか？
ベンチやテント場には、これから出発する人達で賑わっており、ここをベースにして火打山や妙高山を巡るらしく足取りも軽そうで羨ましい。

池の水を飲んでから、ちょっとだけ茶臼山方面に遊びに行く。 だんだんと地形の様子が分かってきたが、冬になれば完全に雪に埋もれてしまう場所なので、この付近はただの丘になってしまうかもしれない。

天狗の庭でワタスゲを見ていたら、だいぶ時間が過ぎてしまった。まだ時間に余裕があるので、のんびり散策するが、秋になったら紅葉が素晴らしい場所なんだろう。

再び緩やかな登りが始まり、火打山の山頂が近くなってきた頃にMさん達が下ってきた。頂上で30分ほど休んだらしいが、普段から走り込みをして体を鍛えているらしいので、そろそろ自分も見習わなければない。

山頂でガスが途切れるのを待っていたけど、なかなか晴れてこないので諦めて下山する事にした。午後から雨が降りだす予報だったので、休憩もそこそこに笹ヶ峰の駐車場へ戻る。

登山口には、これから出発しようとする人達もいたけど、車に乗り込んだと同時にパラパラと雨が降ってきたので、とりあえず濡れずに済んだ。次回は紅葉が綺麗な時に訪れてみたいと願う。