前のページにもどる

一夜山1562m
この地方の山には数多くの伝説が残っており、一夜山もそうだった。

「日本書記」の天武天皇の条に飛鳥より遷都の計画があり、この地に住んでいた鬼達がすみかを追われることを恐れ、1夜にして山を築き計画を断念させる。

 


地図で確認しながら一夜山のルートを探してると「一夜山登山口」の茶色い看板を見つけた。村を紹介するような感じで書かれていたが、ここを曲がれば良いらしい。先が分からないので車で行ける所まで行ってみる。


しばらくするとデコボコの林道となった。ゲート前は広場になっててトイレもある。ゲートの先も車で進入が出来そうな感じだったが「一夜山を愛する会」に申し訳ないので車を置いて歩く事にした。

車のドアを開けた瞬間からアブと小さな虫が多くて不愉快だ。歩きだしても容赦なく襲ってきて、手で払いながら「山頂まで500m」の標識が現れた。このような標識がある山は、きっと「山頂まで100m」の標識があると予想する。

  山頂からの景色は真っ白で何も見えない。方位盤には常念から後立山まで見えるとなっているが、伝説の山だけに残念である。ガスが途切れ途切れになってきたので、しばらく祠の前に座って待つことにする。どうやら虫との闘いになりそうだ。
しばらく我慢するが、虫の多さに悩まされ撤退することにした。

 

  富士嶽山にもあった「寛永通宝」。祠の上に置いてあったが誰が置いたんだろうか?  

林道ゲート入口(8:16)〜山頂(9:13)〜林道ゲート入口(10:08)


2003年8月30日



「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。