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天狗原〜紙すき牧場
昨日に引き続き、暇人さんを誘って紙すき牧場へ行こうと提案してみた。車が2台無いと快適なツアーが実現しないので、今まで何となく敬遠してきたが、やっと実現できそうな感じだ。歩きが主体のツアーコースなので、ステップソールの板を持ち出してサクサクっと滑ろうと企んでみた。

栂池ロープウェイを利用して栂池自然園までやってきた。ツアー客が多く、暇人さんの息子は山岳会のメンバーと金山沢を滑るようで、楽しそうに自然園に消えていった。

ステップのくせにシールを貼って天狗原に到着。先週でヘリスキーが終わったので、今日の天狗原は静かだ。
蓮華温泉へ行く人と別れて千国揚尾根を滑るが、ちょっと嫌らしい雪質で、細板だとターンが厳しい。ウロコの抵抗もあるので、直滑降で行けるところまで滑って距離を稼ぐ戦法に変更だ。

風吹大池の斜面はスノーモービルに荒らされ、至る所にキャタピラの跡があった.。だが、急斜面をバンクにみたてて走行した跡を見ると、機動力は抜群のようだ。

風吹天狗原の展望台は、背伸びをしないと池の写真が撮れなかったけど、複雑な地形が嘘のように綺麗な滑り台となった。もっと行きやすかったら風吹大池に泊まってテレマークで遊びたいと思うが、なかなか遠い場所である。


風吹小屋の屋根に寄りかかり遅い昼飯を食べ始めたが、まだまだ先は長い。小屋周辺は4mほど積ってるようで、トイレのある小屋は屋根が見えるだけである。

のんびり風吹大池を横断するが、意外と距離がある。
北アルプスで2番目に大きい池らしいが、水深はどうなんだろうか?


神の田圃を通り越して、やっと登りが終わったと思ったら、またまた登りが待っていた。


今日1番の大斜面だが、雪が悪すぎてターンするのも大変だ。斜滑降で途中まで滑り降り、直滑降に切り替えて安全圏に移動する。ちょっと勿体無いが、転んでケガをするよりマシだろう。

蒲原山のブナが綺麗な場所を通り過ぎ、標識を見失った頃から怪しげな斜面になった。斜面を横切ればアンモナイト多発で、小さな雪崩も頻発しはじめた。久しぶりにドキドキした斜面だったが、ゆっくり流れるので巻き込まれることもないだろう。

地図を見ながら懸命に標識を探すが、なかなか発見できない。紙すき牧場は広くて快適に滑る事ができるが、シュプールを追いかけて滑り続けると、雪崩が発生したと思われる怪しげな場所に到着した。もう目的地も見えるので、なるべく安全なルートを選択して進むが、だんだんと雪が少なくなってきた。


怪しげな沢を横断して、林道を少し歩いて杉林を下るが、枝が落ちすぎてて板が滑らない。木と木の間隔も狭いので横ズレすることも出来ず、あっけなく林道に戻ることにした。

栂池ロープウェイ(9:19)〜天狗原(10:41)〜風吹小屋(12:43)〜蒲原山(14:52)〜紙すき牧場(15:31)〜林道(16:25)〜車デポ(16:46)

2005月4月10日


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。