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毛勝山2414m
日本200名山の毛勝山は、名前を聞くまで知らなかった。インターネットで情報収集をすると「長い雪渓と遭難事故が絶えない場所で、ピッケルとアイゼンが使えこなせなければ話しにならに山である」と記されている。
落石も多く慎重に行動しなければならないが、山頂から見る剣岳や後立山連峰は長野県から見えない景色である。

国道8号線の魚津駅に曲がる信号を山に向かって進む。集落を通り過ぎ、道なり進むと片貝山荘が見えてくる。周辺には10台以上の車が停車していた。ほとんどの人達が毛勝山を目指すのだろう。

林道終点の取水口付近に登山者用の駐車スペースが確保されている。

今年は雪が少ないので林道終点まで入ってこれたが、雪が多い時期だと、だいぶ下から林道を歩くことになる。


左岸を歩きながら阿部木谷13号堰堤を目指す。落石とスノーブリッジに注意しながら進み、約30分で最後の堰堤に到着する。

 


最後の堰堤と呼ばれる阿部木谷13号堰堤。高巻きをするように堰堤を越え、堰堤の少し先から雪渓に取り付く。

阿部木谷は予想以上に雪が少なく、スノーブリッジとなっている場所を慎重に通過する。奥に見えるのは大明神山である。

デブリの山を越えて登ってきた場所を振り返ると、雪渓の上に大きな石が点在する。どこから落ちてきたか分からないが、直撃しないよう安全な場所で休憩する。

大明神出合付近でアイゼンとピッケルの確認をしてから標高差800mの毛勝谷に入る。ここから左右の岩壁の様子を見ながら、安全なルートを選択する。

落石が多い雪渓なので何処にいても直撃する可能性がある。「ラク」の声と同時に転がり落ちる石は、もの凄いスピードで雪渓を転がり落ちる。直撃したらアウトだろう。

三ノ又を過ぎると座って休む場所も無くなり、ピッケルでザックの確保しないと、今まで歩いてきた場所を一気に滑り落ちてしまう。
前を歩いていたパーティーは、ザックとピッケルを流してしまい、後方にいたガイドに受け止めてもらっていた。

休憩できそうな場所から振り返ると、雪渓の長さと標高差を感じ取れる。下から見た感じはそれほど大変そうに見えないが、やっぱり凄い場所である。

途中、ガイドに守られた団体さんを追い抜き、雪渓上部までやってきた。緊張の連続だった急斜面も終わりコルへ逃げ込む。稜線に到着してから最初に目に飛び込んだ景色は、剣岳の荒々しい山々であった。

コルから少し山頂側に移動して、長い上りから開放された。ザックを降ろし、剣岳、後立山、猫又山などを見ながら一息入れる。コルから山頂まで約15分ぐらいである。

いつも見る景色と違う剣岳。富山県側から見ると、険しさがいっそう感じ取れる。

毛勝山山頂には三角点と石仏がある。この付近だけ雪が解けていたので、山頂が広いか狭いか分からない。

山頂から大パノラマが広がり、剣岳の眺めは最高である。富山湾は雲の下となってしまったが、標高1000m以上の山は見える。

帰りは落石の心配があるので、一気に下って駐車場を目指した。


取水口駐車場(5:29)〜阿部木谷13号堰堤(5:53)〜大明神沢出合い(6:39)〜三ノ又(9:10)〜稜線(10:36-10:54)〜山頂(11:09-11:55)〜三ノ又(13:08)〜阿木部木谷13号堰堤(13:45)〜取水口駐車場(14:04)

2002年5月12日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。