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奇妙山1100m
奇妙山の頂上には、かつてこの地方の養蚕が盛んであったことを示す石碑が数体あり、養蚕隆盛を祈る信仰登山のあったことをうかがわせる。また、頂上から東へ約500メートル伸びる尾根は岩尾根となり、そこには高さ150センチほどの石彫りの神官像が立っている。
南東、つまり御嶽山に向くこの像は北側の保科地区の御嶽講の名残りといわれ、昔、木曽の御嶽山まで行くすべのない人たちが展望のよい岩尾根まで登ってきて遥拝したらしい。

信州山岳ガイドより引用


信濃毎日新聞社が発行した「里山を歩く」の本を見ながら奇妙山の登山口を探したが、さっぱり分からず、車で稜線までやってきた。稜線も近い事だし、少しぐらい藪漕ぎしても山頂まで近いと思う。カメラだけ持って出発だ。

稜線に到着すると登山道があった。獣道に近い状態だが、トラロープや赤テープがあって道に迷う心配がない。見晴らしが良い場所に到着すると神菅像があった。
信毎ホームページの山岳ガイドで事前に知識を詰め込んできたので、何でここにあるか分かっていたけど、清滝観音と関係があるのだろうか?


岩に囲まれるように祠があった。雨や風から守る為に、この場所を選んだようだが、何百年も変わらぬ姿なんだろう。

山頂に到着すると北信五岳の眺めが良さそうだ。今日は午後から雨が降るので霞んでいるが、堀切もあるので戦国時代に狼煙山として使われてたかもしれない。
しばらくしてから尼巌山方面に下ってみる。展望の良さそうな場所を探してみるも見つかりそうにないので、来た道を戻る事にした。


林道(11:03)〜山頂(11:30)〜林道(11:59)

2005年5月22日


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。