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苗場山2145m
雪が残っているうちに苗場山へ行こうと思っていたが、いつも拝見しているホームページに苗場山の山行記録が載っていたので、予定を変更して秋山郷へと車を走らせた。

久しぶりに星空が綺麗な時間に起きて自宅を出発した。
天気予報によると「今日は高気圧に覆われ全県で晴れ」となっていたが、飯山市付近で雨が降り出し、秋山郷で雪となった。

ガードレールの無い国道は、スリップして落ちたら谷底へ真っ逆さまである。慎重に走りながら林道を走っていると、除雪してあるにもかかわらず雪が多くて通行不能になってしまった。


今回はGPSにルートデーターをアップロードしてきたので道に迷っても進行方向がハッキリしてる。
ラッセルしながら、そのうち晴れるだろう黙々と歩くが、なかなな晴れずに3合目の駐車場に到着した。

ここから先は、夏道を歩いたことがあるので多少なりとも安心して進める。けど、山頂付近は依然として雲の中で、このまま晴れなければ撤退しようかと思い始めた。


ルートを確認しようと手をポケットに突っ込むが、入っているはずのGPSが見当たらない。「どこで落としたのだろうか?」

GPSと山頂へ行きたい気持ちを天秤に掛けたら、GPSのほうが大事となって来た道を戻ることにする。

シールを装着したまま、ゆっくりプルークボーゲンで尾根を下るが、なかなかGPSが見つからない。どんどん下って尾根に取り付いた場所まで戻ると雪の上にGPSが落ちていた。


GPSも見つかった事だし、天候が回復して青空も見え始めたので、再び山頂を目指して歩き出した。
さっきまでサラサラの粉雪だったけど、強い日差しで湿っぽい雪になってきた。

時計を見ると11時を少し回っている。
今から頑張ってラッセルしても1時間以内に頂上の台地へ到着するのは難しい。
雪の状態がイマイチで雪崩も発生しているので、早々に諦め来た道を戻ることにした。


  ウサギがピョンピョン跳ねて目の前を通り過ぎた。相変わらず足が速いけど、どこへ行ってしまったのだろうか?

緩やかな斜面が続き快調に滑っていたけど、だんだん雪が重くなってターンするのも大変になってきた。

 

  3合目の駐車場へ到着すると鳥甲山が綺麗に見えていた。
春の日差しは強烈で、サングラスが無いと目が開けられない。
自分が歩いてきたルートを外すと板が滑らないので、クロカンのように歩く。最後は急ブレーキが掛かりっぱなしで、汗だくになりながら車へと戻った。
 
 

標高1000m地点(6:41)〜3合目駐車場(8:12)〜6合目付近(11:47)〜3合目駐車場(12:39)〜標高1000m地点(13:06)

2004年3月27日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。