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岳2763m
先週に引き続き今週も燕岳にやってきた。来週の金曜日から道路が冬季閉鎖となるので、会社員の私としては今回がラストチャンスとなる。天気も良さそうだし雪もある。
先週のトレースは、どうなってるんだろう?
冬季小屋を利用することを前提にテントや個人マットなど必要が無い物は車に置いて、その代わりにツエルトをザックに忍ばせて出発した。

中房温泉の登山口から、いきなりデブリの山を越えなければならばい。先週と同じ状況だがキックスッテプが使えないので、アイゼンの前爪を利用して一気に通過する。
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチと軽快に通過し、先週とは比較にならないほど歩きやすい。時々、足を踏み外して股まで潜る事もあるが、今日は笑うだけで済みそうだ。富士見ベンチを越えると突然雪が多くなる。まだ時間が早いせいなのか雪が腐っておらず、悪戦苦闘をしながら合戦小屋に到着した。

合戦小屋から赤い旗竿を目印に燕山荘に進む。先週のトレースは、斜め右に上って進んだが、今日は直進的に進む。太陽が高くなり雪も重くなってきた。

風速0m。天気は快晴。まるで春山のような雰囲気だ。今日はザックも軽く軽快に歩ける。それにしても眩しい。

燕山荘のヘリポートに同年代ぐらいの男性がいた。東京から夜行でやってきて、日帰りで東京に帰るらしい・・・天気が良いのにもったいない。その後、もう一人の男性もヘリポートにやってきたが、燕山荘にやってこれただけで満足し、帰ってしまった。


今日の燕山荘は貸切のようだ。2週連続で穏やかな天気に恵まれ夕日を見ながら写真撮影に没頭する。
燕岳は真っ赤に染まり燕山荘も赤い。なんて幸せな時間なんだろう・・・


今日は長野市で花火が上げるのでヘリポートから見えないかと期待して待っていたが、雲が多くて見えそうにない。仕方ないので夜景を撮影して、しばらくボーっとしていると数匹の雷鳥が飛んできた。暗くてハッキリ確認できないが雪の斜面を器用に歩いている。
18時を少し過ぎた頃に冬季小屋に単独の男性がやってきた。話を聞けば、先週、三股の駐車場で写真を撮ってあげた人である。なんたる偶然か・・・「また来たの?」だって!余計なお世話である。

  早めに小屋を抜け出しカメラを持って太陽を待った。今日も天気が良さそう。
餅とラーメンを食べてから携帯電話のカメラで写真を撮影し、画像と音声をメールで送った。先週とやってる事は全然変わない。よくよく考えれば、行動食以外は先週の食べかけである。
 

  帰るのがもったいない。雪が腐って歩くことが大変になること恐れて早々に下山する。合戦小屋で幕英してた3人組みを見ながら、第二ベンチまでノンストップで下る。ここまで来ると安心してられる。残った餅を全部食べ、チョコレートや飴で喫煙を我慢する。今日で禁煙4日目である。

 

  来年の道路の冬季閉鎖が解除されるまで燕岳とはお別れである。正月に気が向いたら燕岳に行こうかな?  

第1日目
中房温泉(6:30)〜第一ベンチ(7:20)〜第二ベンチ(7:51)〜富士見ベンチ(9:33)〜合戦小屋(10:29)〜燕山荘(12:42)

第2日目
燕山荘(7:30)〜第二ベンチ(9:14)〜駐車場(10:07)

2002年11月23〜24日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。