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南アルプス 鋸岳2685m
甲斐駒ケ岳の人気に隠れるように鎮座する鋸岳は、南アルプス林道からギザギザした山々が伺える。登山地図には直線的に書かれているルートも第一高点から第二高点の縦走路は激しい崩壊と岩場の通過が伴い、一般縦走路とは思えないほど険悪な場所である。

戸台の登山者用駐車場から出発となる。南アルプス林道を走るバスは6月15日(2002年)から運行されるので、戸台の駐車場には誰もいない。ときどき渓流釣りをする車が通るだけである。ゲートにカギが取り付けてあるが、カギがかかっていないので自由に開閉できる。ここはモラルを守って歩いたほうが良さそうだ。

堰堤をいくつか越えると階段がある堰堤に到着する。堰堤を越えると広い河原歩きとなり、斜めに左岸を目指して歩く。左岸に登山道があるので、歩きやすい場所を選びながら進む。

戸台の駐車場から2時間弱で鋸岳の分岐に到着する。登山道の脇に倒れた標識もあるのでルートの確認をしながら渡渉地点を探す。

飛び石で渡れそうな場所を探してみるものの、適当な石が見当たらない。見た感じは膝下のようだが水の冷たさで足が取れそうである。

川を渡りケルンの位置を確かめてから角兵衛沢の登山道に入る。登山道には「これでもか」というほど赤いテープがある。途中、横岳峠に通じる分岐が現れるが、現在では廃道になっており、分岐から100mほど進んだ場所で踏跡が無くなる。分岐を過ぎて角兵衛ノ岩小屋を過ぎた辺りから登山道の傾斜が増してジグザグに上るようになる。

右側に大きな岩壁が現れると、水場のある大岩下ノ岩小屋が右手奥にある。ここで水の補給をしないと、稜線上では水の補給ができないので注意が必要である。

岩壁に沿って100mほど下るとテントが三張ほど張れるスペースと岩壁から染み出る水場がある。ここの水はとても美味しく、ゆっくり休むに都合が良い。

角兵衛大岩を過ぎた辺りから、傾斜が増して足を置いた瞬間から崩れ落ちる。2歩進んで1歩下がるような上りが角兵衛のコルまで続く。

角兵衛のコルに到着するとテントが張れる場所が2箇所ある。コルから第一高点までの上りは、岩も安定してて登りやすい。

ガスに覆われた第一高点から、第二高点、第三高点の様子が伺えなかった。ここからヘルメットとハーネスを装着して小ギャップに降りる。

第一高点と第二高点の区間はこちらを参照して下さい。


大ギャップを越え、タケカンバの林を登りきると第二高点の鉄剣が現れる。第二高点には、しっかりしたテントスペースがあるので、ここでテントの設営をして本日の終了といきたいところだが、雷や風が怖いので中の川乗越まで下ることにする。

急なガレ場を下って中の川乗越を目指す。中の川乗越より第二高点方面を見上げる。

中の川乗越には4箇所のテントスペースがあるものの、あまり良い場所ではない。第二高点からの落石に注意しながらテントを設営して早々と就寝した。

第2日目 甲斐駒ヶ岳に続く


第1日目
戸台駐車場(5:00)〜鋸岳分岐(6:56)〜大岩下の岩小屋(9:44-10:18)〜角兵衛コル(12:18-13:03)〜第一高点(13:26)〜小ギャップ(13:40-14:00)〜鹿窓(14:08)〜トラバース終了(14:48)〜大ギャップ(14:55)〜大ギャップ底(15:17)〜第二高点(15:42-16:13)〜中の川乗越(16:37)

第2日目
中の川乗越(5:24)〜三ツ頭(7:45)〜七丈ノ滝尾根分岐(8:25)〜六合石室(8:42)〜岩場(9:47)〜甲斐駒ケ岳(11:12-11:30)〜駒津峰(12:42)〜双児山(13:24)〜長衛荘(14:30-14:42)〜丹渓山荘跡(15:55)〜鋸岳分岐(16:21)〜戸台駐車場(17:52)

2002年6月8〜9日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。