道路脇に上ノ山城跡の標識があったので登ってみる。
殿山城(とのやまじょう)ともいわれ、戦国時代(16世紀)の上ノ山の尾根道をおさえるために築かれた城である。全長45mの小規模な城であるが、三つの郭と土塁・石積など当時の形状をよく伝えている。また、南側には堀割の跡と考えられる窪地、西側に縦掘と考えられる溝も残っている。 城主は小瀬巾の花村若狭守で、その館は現JAあづみ上川手支所の敷地にあったと考えられる。 豊科町教育委員会