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行者小屋に到着してからアイゼンをザックに納め、ピッケルからストックに持ち替えて中山乗越を越える。陽気のせいか中山乗越を登り始めた頃からキツツキの木を叩く音が聞こえ始めた。トントン聞こえる音には真冬の厳しい環境を忘れさせる不思議な音。通年営業の赤岳鉱泉では、たくさんの人と賑やかな話し声が聞こえてきた。
赤岳山荘の駐車場に到着してから問題発生。駐車場出口にチェーンを装着しないと通行できないような事が書いてある。荷物を整理して、足早に美濃戸口に戻る林道を走るが、道路の雪は完全に氷となってスタットレスタイヤも効かない。急な下り坂では、歩行者よりも遅いスピードでタイヤが滑り始める。ここの林道は、必ずチェーンが必要だと実感してしまった。 |
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