坂北村のホームページに四阿屋山の事が紹介されていた。
四阿屋山頂で境を接する本城 標高1387m、坂北、麻 績、坂井の筑北四ヶ村では、正月元旦には餅を食べない。
「餅無し正月」の地域である。これは、「四阿屋山が正月に餅を食べたら腹をこわしたために、正月には餅を食べない」という伝承に基づくものです。四阿屋山権現の本尊は如意輪観音の懸仏であるが、水の神とともに、腹の神としての信仰が厚い。この伝承を詳しく調査していくと、歴史上の人物が登場してくる点に注目したい。
正月の元旦は朝食に長いもの(そば、うどん)を食べると体によく、長生きすると言い、現在も続けられている。
四阿屋山へ登った山頂で「雨降らせ給ひな、南無大力大権現。四阿屋山からパラパラと雨降らせ給ひな」と叫びながら、本殿に安置してある神殿をゆすったり、千段焚きの大火をたき、天のぼる煙をながめて「雨降らせ給え」と叫び雨乞いをしました。煙を出せば雨が降るといわれたり、カネや太鼓などの鳴り物をたたけば雨を降らすことができると信じられていました。また「四阿屋山に雲がたなびけば雨が降る」など数々の言い伝えがのこされています。
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