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恵那山2191m
中央アルプス最南端の恵那山は、長野県と岐阜県を結ぶ中央高速道路の恵那山トンネルが有名で、ウォルター・ウエストンや深田久弥も登った山である。もともとの名前は「胞山」と記され、伝説では天照大神が生まれたときの胞衣(えな=胎児を包む膜)をこの山に納めたのが始まりだと伝えられる。

神坂峠の駐車場で朝を迎えた。雲海のかなたに広がる南アルプスは、ご来光と共に空がオレンジ色に変わり、気持ち良い目覚めである。萬岳荘に宿泊していた人達も同じような時間に駐車場へやってきた。
 

登山道に千両山と書かれた標識がある。鳥越峠までガンガンと下って、せっかく稼いだ高度も元通りになってしまった。気分は縦走路のような感じだが、帰りも同じルートを通るので焦らず進みたい。

鳥越峠にはたくさんのゴミが散乱している。1週間前に遭難騒ぎがあったが、それとは関係ないようである。

鳥越峠から先はアップダウンが続く尾根道となる。熊笹がある下りはスリップしないように通過する。

大判山には測量の為に作られた建築物がある。恵那山を望む最後のピークなので、ゆっくり眺めたい。

  稜線歩きが終わると急登が始まる。ここを登りきれば恵那山の稜線に到着する。残雪の時期はスリップしないように注意したい。  

  恵那山の前宮登山道と神坂峠の登山道と合流する付近から、山頂の三角点まで、ほとんど平坦な道のりである。ここから恵那山の山頂まで約30分ほどの歩きとなる。  

  恵那山の山頂にある避難小屋は綺麗で管理が整っている。室内は広く、寝袋を持っていれば快適に過ごせる。

 

  避難小屋の裏手に登り、展望が良い場所を探すものの、樹木が邪魔して良く見えない。三角点がある山頂付近は思った以上に何も見えなかった。  

  山頂には申し訳なさそうな標識と三角点がある。有名な山ほど○○山岳会とか○○百名山の看板があるので設置する側も配慮が必要だろう。  

神坂峠登山口(4:50)〜分岐(5:13)〜鳥越峠(5:34)〜大判山(6:21)〜前宮登山道分岐(8:00)〜山頂避難小屋(8:19)〜山頂(8:28)〜山頂避難小屋(8:36-9:22)〜神坂峠(11:55)

2002年5月19日



「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。