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箱山695m 鴨ヶ嶽688m
よませ温泉の遠見の湯に入っていたら、「あの山は何て名前だい?」と年寄りの会話が聞こえてきた。

道路地図で調べると箱山らしい。近くに箱山峠という古道があるらしいが、きっとそこから山に登れるかもしれない。そろそろ雨も上がってきた事だし、帰り道のついでに登ってみる事にした。


箱山トンネル手前のリンゴ畑に突っ込んでみるが、登山道らしき場所が見当たらない。リンゴ畑で仕事をしてる爺さんに変な目で見られないうちに峠の向こうへ行ってみる。

トンネルを通過すると、すぐ脇に立派な標識があった。トンネル出口で嫌な場所だが、車が来る前にバックして、急いで準備を始める。

 


歩き始めてすぐに花の多さにビックリする。里山なら雑草がメインだが、こんな場所もあるんだと感心する。

しばらくすると箱山峠に到着。鴨ヶ嶽城跡まで754mとなっているが、先に箱山へ行きたいので、どっかに標識が無いかとウロウロしていると、大きな獣の足跡を発見。まだ新しいようだが、尾根に取り付いてしばらくするとカモシカが現れた。


箱山の山頂には山城の跡があって、水を溜めたような場所も確認できる。、また地元人が盛んに登るようで、日の丸の旗や焚き火の跡もあり、行事があるときは賑やかなんだろう。

 


箱山峠まで戻り、七面山方向へ歩き出す。鴨ヶ嶽の分岐で七面山272mとなっていたが、どんどん階段を下って高度を落とす。本当に山があるのか不安になってきた。

七面山に到着したが、ここは山頂じゃなくて神社なのか?近くに住宅街も見えて裏山のようだ。
しばらく滞在してから来た道を戻り、鴨ヶ嶽方面に登り始める。

鴨ヶ嶽の山頂は、堀切りが深くて、なかなか見事である。山城の大きさから判断して、きっと勢力も強かったんだろう。

山頂にあった登頂ノートを見ると、夕方に登る人も多く、上田市の太郎山と同じレベルかもしれない。山ノ内町や志賀高原も見渡せるので、天気が良かったら申し分ない。

山頂にあった説明書によると

現状の大規模な構築は、戦国時代(1460年ごろから100年間)の初めのころ、高梨政盛が小館の居館とともに、修築拡大したものとされています。この鴨ヶ嶽城は比高差300メートルの独立尾根上に南北500メートルにわたっております。
本郭(本丸)は最高所にあって約8メートル×35メートルの長方形をなしています。その東と西に腰郭(こしくるわ)と切岸(きりぎし)を伴い、南には土壇(どたん)状の土塁(どるい)と深い堀切があり、北には堀切と段郭が続いています。また、南方の郭には、井戸跡と思われる施設も残っております。

東山地区森林空間総合整備事業


箱山トンネル(15:38)〜箱山峠(15:45)〜箱山山頂(16:09)〜箱山峠(16:32)〜七面山(16:44)〜鴨ヶ嶽(17:14)〜箱山トンネル(17:36)

2005年5月15日


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。