武田さんに焼岳に行きたいと打診したが、あまり良い雪が望めないらしいので、第2希望の白馬乗鞍岳に行くことになった。
ゴンドラ乗り場の駐車場が早めに埋まってしまうのを警戒して7時30分にやってきた。武田さんは諸事情により8時30分頃に到着するらしいが、まだまだ時間に余裕があるのでゴンドラ乗り場へ遊びに行くと、風吹山荘の主人が犬を連れて散歩中だった。世間話をしながら栂池スキー場の様子を聞いてると、完全にスキーの時代が終わったと呟いている。雪が少ないので4月まで営業できるか微妙だとも言っていた。
ゴンドラとリフトを乗り継いでゲレンデトップにやってきた。 ゲレンデ脇にはサラサラの粉雪が20cmほど積もっている。あの大斜面も期待できそうでだ。急いで林道入口に移動して、シールを装着してトレースを追いかける。
良いペースで天狗原にやってきたが、途中の斜面はモナカっぽくて帰りのルートが心配である。 祠の前で大斜面を観察しながら、どこを滑るか色々迷う。一部の斜面でクラックが発生していたので取り付き地点で穴を掘り、最近の天気を思い出しながら雪質を観察してみた。
ザックをデポして白馬大池山荘が見える場所まで行ってみると、日本海がボンヤリ見える。小屋まで行ってみたい気持ちもあったが、あそこで行ってしまうと帰るのも大変なので、さっさと戻って滑走の準備に取り掛かる。
先ほどと同じ場所から2本目開始。今度は、ど真ん中を狙って滑ってみたが、あっさりコケて後ろ向きに3回転。ちょっと勿体無いことをしてしまった。
さすがに成城小屋までやってくると雪が重くなってターンも苦しくなり、林道のショートカットではキックターンの連続。 ゲレンデに戻ると春みたいな雪だった。