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針ノ木岳2820m
槍ヶ岳に行く予定が、天気の都合で針ノ木岳になった。

針ノ木岳でBORIさんと出会ってから1ヶ月が過ぎ、だんだんと滑れる場所も限られ、スキーシーズンも秒読み段階となってきた。

今回からオークションで手に入れた140cmのカービングスキーを使って滑る事にする。3500円で仕入れてきた板なので、石を踏んでも気にならないが、やっぱり新品の板は、勿体無いような気もする。


大沢小屋の辺りから雪も続くようになり、アイゼンを装着して極力疲れないように歩き始めた。

今回は、オークションで仕入れた新しい板を持ってきたが、使い捨てという事でシールは購入しなかった。重量が3Kgなので背負っていても気にならない。


1ヶ月前は真っ白だったのに石がゴロゴロしてて滑りにくそうだ。帰りは、誰かが滑った跡を忠実に滑らないと大変な思いをしそうである。

雲行きが怪しくなり、マヤクボ沢を登るつもりだったが、予定を変更して針ノ木峠へ行く事にした。最近、誰も歩いておらず順番に交代しながらキックステップで峠を目指す。

針ノ木小屋に到着したが寒くてガタガタ震える始末である。
ダウンジャケット着込み、今後の打ち合わせをしてると、大勢の人達が登ってきてきた。
ほとんどの人達が山スキーで、年齢層も40代〜60代と若い人が誰もいない。

テレマークの金具の調節をしてから、新しい板の調子を感じようと、ちょっとだけターンしてみるが、板が短いだけにフラフラして怖い。クルクル回転してしまうので、慣れるまでに少々苦戦してしまった。


  短い板に慣れると超快適で思い通りに操作できる。テレマークターンを覚えるには、短い板のほうがバランス感覚を養え、技術も向上しそうだ。

雪渓の末端に近づくにつれて、だんだんと石も増え、ガリガリと音をさせながら堰堤を越えて行く。ここまで来たら石を気にしてても仕方がない。

急斜面で雪上訓練を行っている人達がいる。目の前で転ばないよう慎重にターンしながら観光客でいっぱいの扇沢へ戻った。

 

扇沢駅(6:52)〜大沢小屋(8:08)〜マヤクボ沢出合い(9:38)〜稜線(10:38)〜扇沢駅(13:35)

2004年5月22日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。