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針ノ木岳2820m
針ノ木岳で滑る今シーズン最後の日がやってきた。

週末になると怪しげな天気予報で、さてさてどうしようかと悩ましてくれたが、今日は天気予報が外れて青空が広がっている。九州や四国では、もう梅雨入りしたとかで、そろそろ長野県も梅雨の季節になりそうだ。


雪も少なくなり、大沢小屋から、やっと雪が続くようになった。

テレマークブーツで登山道を歩くと、どんどん底が磨り減り、痛みも激しい。最初に買ったスカルパのT2は、もうボロボロになってしまったので、今シーズン限りで卒業だ。来シーズンからは格安で仕入れたT3で頑張るつもりだが、T1みたいな激しく滑れる靴も履いてみたい。


針ノ木峠へと続く斜面は、石が無くて滑りやすそうだ。今回は、針ノ木小屋から山頂を経由してマヤクボ沢へと歩かなければならないので、気にせず登ることにする。
来週は「山を想えば人恋し、人を想えば山恋し」と北アルプスへの思いを詠んだ百瀬慎太郎の針ノ木岳慎太郎祭があるので、大勢の人が登ってくるんだろう。

針ノ木峠に到着すると槍や裏銀座の景色が素晴らしい。前回は雲が多くてイマイチだったけど、今回は文句無しの晴天である。

針ノ木峠で幕営してた学生のグループが、のんびり日向ぼっこしている。
昨日は、雨が降ってて大変だったと某サイトに書かれてあったけど、もう針ノ木岳に登ってきたのだろうか?


初めて針ノ木岳を登った時は、アイゼンを持ってこなかったので、とっても恐ろしい思いをした。

山頂に到着すると薬師や槍方面の空が怪しくなってきた。
本来の天気予報によると「曇りのち雨」だったので、ちょっと遅れて雨雲がやってきたんだろう。

黒部湖遊覧船「ガルベ」だろうか?
雪と新緑と湖の彩りが素晴らしいけど、空が曇ってしまい写真としてはイマイチである。次回のお楽しみとして、どっかに雷鳥がいないかと探しながらマヤクボ沢のコルへ下った。


  テレマークブーツでガレ場を下るのは大変だ。慎重に下ってコルで準備をする。雨雲を見えてから1時間で雨が降り出すと予想してたが、意外と早く雨が降り出してきた。

マヤクボ沢は、とっても快適で、あっとゆう間にカールの底に到着した。板が短いので板が交差してズルズルと転倒することがあるけど、3500円で仕入れてきたので、そろそろ元を取った気分である。石の上をガリガリ音をさせながら滑っても気にならない。

途中で、スキーを背負って犬と一緒に登ってくる人がいたけど、先週も同じ場所で同じような人を見たような気がする。帰りは、犬も必死になって雪渓を走ると思うが、なかなか利口そうなゴールデンリトリバーである。

 

扇沢駅(5:41)〜大沢小屋(6:45)〜マヤクボ沢出合い(8:48)〜針ノ木小屋(9:43)〜針ノ木岳(11:15)〜扇沢(13:45)

2004年5月30日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。