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池口岳2392
南アルプスの池口岳は、光岳の近くにあるけど知らない人も多いと思う。
信州百名山、日本200名山に選ばれてるけど、アプローチが大変で行程も長く、山小屋も近くに無いことから訪れる人も極端に少ない。

自宅を出発して4時間ほどで池口岳登山口の道路標識までやってきた。

登山ポストがある場所から1..5km先に池口岳の登山口があるらしいが、林道が荒れているので気を付けないと立ち往生しそうだ。


夜半に降っていた雨も上がり、ヘットランプを点灯させて草が覆い茂る登山道を歩き始めた。獣道みたいな登山道は、しばらくすると手入れがされた林の中を歩くようになる。
暗闇の中を2匹のテンが追いかけっこしながら足元を走っていった。
山の神に挨拶をしてから「うしくび」までやってきた。「馬の背」は聞くけど「うしくび」は初めてだ。だら〜っとした尾根が牛の首に似てるけど、そう長くは続かない。

黒薙らしき場所までやってきたが標識は無い。目の前に池口岳も見える。まだまだ遠そうだ。台風直前の晴れ間を狙ってみたが、今回はギリギリ晴れたかな?熊伏山が雲の上にあって気分的にも嬉しい。光岳や聖岳が見えれば最高なのに、あっち方面はガスってて山の名前が判断できない。


ザラ薙平を過ぎると水場へ降りる標識がある。下り15分、上り30分となっているので水場も遠そうだ。
笹が生い茂る尾根は、何処でもテントを張れそうな気がする。誰もやってこないので登山道の真ん中でもOKだ。


固定してあるロープを越えて加加森山の分岐に到着した。加加森山方面は踏み跡程度で、その先に登山道があるのかハッキリしない。池口岳の登山道も踏跡みたいな登山道で、あまり人が訪れてないようだ。

山頂まで天気が持つと思っていたが、台風の影響で真っ白になってしまった。踏跡も薄くて、なんだかバリエーションルートみたいな雰囲気である。

  歩き始めて5時間30分で池口岳の頂上に到着した。真面目に歩けば5時間ぐらいだと思うが、ブラブラしていた時間も長かった。
南峰へと登山道が続いてるようだが、ガスで真っ白になってしまい、雨も降ってきたので諦めることにした。

山頂で新しく買ったポンチョを身に付け下山するが、透湿性の悪さと着心地の不快感で、車に戻ったらビショビショである。
帰りは「かぐらの湯」で汗を流し、伊那でローメンを食べてから帰宅した。

 

登山口(5:13)〜面切平(6:00)〜うしくび(6:25)〜黒薙(7:32)〜利剣沢の頭(8:23)〜ザラ薙平(9:03)〜水場下降地点(9:03)〜鎖場(10:04)〜光岳分岐(10:23)〜山頂(10:39−10:57)〜光岳分岐(11:10)〜鎖場(11:21)〜ザラ薙平(12:10)〜利剣座の頭(12:38)〜黒薙(13:18)〜うしくび(13:43)〜面切平(14:04)〜登山口(14:39)

2003年9月20日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。