一夜山林道を通って長谷寺にやってきた。立派な杉の木があって、説明書きによると樹齢五百年らしい。長谷寺の前は「塩の道」が通っている。北アルプスの山々から流れる透き通った水が、道路の脇を普通に流れているが、ずーっと昔から同じ景色なんだろう。
長谷寺を通り過ぎると一夜山の登山口がある。テレキャビンの駐車場と山頂の高さは、ほとんど同じぐらいだったような気もしたけど、ここからだと標高差100mぐらいかな?
山頂の看板に飯森城阯の事が書かれてあった。
中世期、大町を中心とする地域に勢力を張った豪族仁科氏の支族であった飯森氏の居城跡。城は戦国争乱期の弘治年間、武田氏の信州侵攻の際、その武将山県正景によって落城し、城主飯森日向守十郎盛春は、小谷村の平倉山に拠って抗した。盛春の墓所は小谷村の玉泉寺に、夫人光姫の墓は飯森城下の長谷寺にある。
山頂の端に三尺防と刻まれた祠がある。ネットで色々調べてみると三尺坊だったら戸隠の修験者が・・・と書かれていたが、それと同じなのか?
一夜山林道の途中で二十三夜塔を見つけた。 「二十三夜塔とは何だろう?」と、前々から気になっていたので、ちょっと調べてみると「18世紀の後半から昭和の初期にかけて、旧暦の15、16、22、23日などの夜に、月が出るのを待ちながらお勤めや飲食をする・・・」となっていた。
2004年6月20日
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」