前のページにもどる

一夜山1562m
一夜山は長野市(旧鬼無里村)の伝説の山で、山頂からの展望も素晴らしく、夏だったら簡単に登れる。しかし、冬は林道閉鎖で山麓までのアプローチが長くラッセルも大変そうだったので、雪がカチカチになってから行ってみた。

一夜山の標識がある場所を曲がって50mほど進んだ場所で除雪終了。スノーシューでも良かったが、帰りの事を考えると滑ったほうが楽である。

林道はカチコチで、午後になったら雪が緩んで雪崩れの危険性がある。なるべく斜面から離れて歩くが、なかなか目的地に近づかないので嫌になってきた。


ヘアピンカーブを登りきると西越開拓跡に到着した。夏に訪れたときは何も無かったけど、空き家が数件あってクロカンに適した雪原となっている。

一夜山も見えるようになり、何日か前のスノーシューの足跡を追いかけて林道を進む。夏道は砕石場跡を横断するように山頂を目指すが、雪崩れの可能性があるので南側に回りこんで適当な場所から山頂を目指すことにした。


だんだん傾斜が増してスキーで登るには厳しくなってきた。そろそろ限界だと思いツボ足に切り替えてみるも、中までグサグサだったのでワカンがないと登れない。仕方ないのでトラバースしながら雪が硬そうな場所を見つけては高度を稼ぐ。

やっとの思いで稜線に到着したが、まだまだピークは先である。雪屁も発達してて乗り越えるのも大変だが、帰りはテレマークターンも難しそうなので、しっかりルートを把握しながらテクテク進む。


以前、山頂に訪れたときは、あまり天気が良くなくてパッとしない展望だったけど、今日は青空が広がってて北アルプスや奥裾花方面の景色が素晴らしい。
山頂には中継局らしいアンテナもあったけど、祠は雪に埋もれてて場所さえ分からない。

7tmのツアーモードで山頂にやってきたが、あれで歩いてしまうとテレマークターンが苦手になってしまう。山頂付近でテレマークターンをしてみるも上手にターンが出来ず、アルペンターンで夏道を下山する。

採石場跡までやってくるとカリカリのアイスバーンでコケたらタダでは済まない。デブリもあるし、こっちに来て失敗だった。慎重に横滑りをしながら西越開拓地までやってくると、今度は傾斜が緩くて直滑降しか出来なかった。

 

別府地区(9:35)〜西越開拓地(11:13)〜山頂(13:23)〜西越開拓地(14:08)〜別府地区(14:35)

2006年2月25日


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。