そろそろ志賀高原の木々も色付き始めたんじゃないかと思い、赤石山か岩菅山を狙ってみるが、まだ登ったことのない裏岩菅山へ行ってみたかったので、一の瀬の登山口からのんびり歩いてみることにした。
岩菅山は百名山だし、ついでに紅葉の時期なので混雑しているか思いきや、駐車場には1台も停まってなかった。誰も居ないとなれば、登山道を占領して写真を撮っていても迷惑は掛からないと思うけど、静かすぎて熊と遭遇してしまったら困ってしまう。人間が歩きやすい場所は動物も歩きやすいという事なので、とりあえず武器になりそうなストックを持参して出発した。
アライタ沢を超えると寺子屋スキー場方面の紅葉が良い感じである。早朝は青空が見えていて紅葉も鮮やかだったけど、曇りだと何だかパッとしない。
岩菅山の斜面が見えてくると、ほどなくしてノッキリに到着する。紅葉も見頃を迎えているようで良い感じだが、ちょっと風が強くて雲の動きも速い。天気予報も外れているようなので、これ以上悪くなる前に山頂へ行くことにした。
岩菅山の山頂は帰りにゆっくり楽しむとして、裏岩菅山の縦走路へ足を進める。意外と遠くに見えている山頂だが時間的には1時間以内に行けるらしい。
裏岩菅山へ行く目的は、山スキーで滑れる斜面があるか確認する事と、裏岩菅山から先の縦走路がどうなっているか見たいからである。冬になれば簡単に近寄れない場所なだけに、しっかり見ておきたいけど、何年か前に滑りに来た時に大変な目にあっているので、そんな事を考えると滑るには不向きかもしれない。
淡々と歩いて裏岩菅山の山頂に到着。手書きの標識がほのぼのしてて好印象だが、秋山郷への道のりは遠そうである。