流木や土砂が流れた様子を観察すると、この辺りは激しく水が流れたようだ。土砂崩れがあちこちに見えて、何とも痛々しい姿だ。
しばらくすると九頭龍社に到着した。 「九頭龍権現を祀る。戸隠より分けてもらった水樽が納めてある。岩殿山権現のら伽水という。干ばつの時は、巨岩の下から湧き出る水をかき回し、雨乞い祈願をすると不思議と雨となり田畑を潤したと伝えられる。」
「岩殿山はこの地方の水別けであり、五穀豊穣の祈願体である。風雨順次は豊作の必須条件であり、風雨を司る風の神及び雷神を祀ってある。地方の者はこの神様を「なる神様」と呼んでいる。」
三社権現は、杣と木挽きと大工の守護神のらしい。
林道(9:36)〜九頭龍社(9:56)〜雷神社(10:00)〜三社権現(10:16)〜祠(10:34)〜無名のピーク(10:38)〜林道(11:47)
2005年5月10日