遊歩道は途中で終わってしまったが、獣道のような踏跡が続いてるので、そのまま進んでみると防空壕のような穴を発見した。中を覗くと石を積み上げて作られているので、防空壕としては不自然な形である。その先にも似たような場所があり、周囲を見わたせば、崩れて原型をとどめない遺跡もあった。
家に帰ってインターネットで調べていると松代には日本最大の積石古墳群があるようで、その数は500基ほど。日本には積石塚古墳が1500〜2000基ほどあり、その3分の1がこの大室古墳群にあるようだ。ついでに合掌形石室は全国に約40基ほど知られ、マッケンが住む大室には25基分布しているらしい。
古墳群は「金井山」「北谷」「霞城」「大室谷」「北山」の5つに分類され、もっとも規模の大きい「大室谷」が、国史跡指定地となっている。
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