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風吹大池
春の山開きに訪れた時に、秋の紅葉はヘッドライトを点灯させなくても月明かりだけで歩けるほどブナの紅葉が素晴らしいと聞いていたので、紅葉が良さそうな週末を選んで遊びに行くことに決めていた。

今日は、たくさんの人達が山荘に泊まると情報を得ていたが、北野の登山口に数台の車しか見当たらない。ちょっと遅刻気味に駐車場へやって来たので、駐車スペースがあるかと不安だったが考えすぎだった。
今日の天気予報は晴れのはずだが、何だか雲が多くなってきた。

泥々の登山道に苦労しながらしながら、どんどん高度を稼いでゆく。紅葉も良さそうな感じだが、ガスが多くて周囲の様子がハッキリ分からない。木のハシゴがあったりトラロープがあるなど、雨が降った直後は大変そうな登山道である。
 

風吹山荘にソーラーパネルを取り付けるとかで大掛かりな工事が行われていた。電源が供給されることによって通信設備も整い、冷蔵庫も使えるようになると話していた。


山荘で休憩をしてから風吹大池に行ってみる。春に訪れた時は池の水も豊富にあって新緑も眩しかったが、今では紅葉が見頃となって赤や黄色が風吹大池を埋め尽くしている。


風吹大池の隣にある小敷池にやってきた。初夏の雪解け水が多い季節は、風吹大池から水が流れ込んでいたけど、秋になると風吹大池の水位も減って水も流れ込まなくなる。小敷池の水質は緑色が濃くて風吹大池とは別である。


  血の池を通りすぎて神の田圃へやってきた。春に訪れた時と、ほとんど変わってない印象だったけど、どうやって出来たのか不思議な場所である。見る物すべてが茶色だったので、ここは春に来たほうが良さそうだ。
 
 

  風吹大池を1周して風吹山荘へ戻る。ワタスゲがあった湿原には誰もいない。
雨がミゾレに変わり、そろそろ冬の気配だ。後日、北アルプスの稜線に雪が降り、北アルプスの紅葉は終わってしまったと新聞に載っていた。

 

北野登山口(8:13)〜風吹山荘(10:16)〜小敷池(12:03)〜血の池(12:54)〜神の田圃(13:03)〜血の池(13:32)〜風吹山荘(14:36)〜北野登山口(15:58)

2003年10月4日



「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。