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黒沢山 2009年4月19日
黒沢不動尊
7:19
鉄塔NO,81
7:41
祠 
8:10
藪出現 
8:43
ワイヤー
10:49
黒沢山
11:46
黒沢不動尊
14:00
 

朝からどこへ行こうか迷っていたけど、残雪シーズンということで黒沢山にチャレンジする事にした。ルートは前回敗退した小室歩道から再びチャレンジするけど、雪が無ければ厳しい状態だと予想する。

 

 
黒沢山 出発地点 金比良山の祠
 
高圧線の作業道を利用して金比良山を目指す。この辺りは前回来た時に学習しているので問題はないが、少しだけ記憶があいまいで祠の位置がすぐに思い出せなかった。

麓で発生させている煙の匂いが山の中でも充満しており、ゆっくりと斜面を駆け上がっているようだ。まるで近くに山小屋でもあるような雰囲気だったけど、それだけ穏やかな天気ということだろう。

 

 
藪出現 残雪 ワイヤー支柱
 
金比良山の祠を通り過ぎ、右側に下る作業道を確認した付近から熊笹が増えてくる。営林署が作った地図には「小室歩道」と言う名前でルートがあったらしいけど、現在では僅かに踏跡が確認できる程度で、ほぼ廃道になってしまった状態である。

前回は朝露と薮漕ぎが嫌になって標高1600m付近で引き返してきたけど、今回はまだ熊笹の勢いも弱くて歩きやすい。見通しも良いので迷う心配は無さそうだが、進行方向左手にカラマツ林が存在するので、どの辺りが境界線なのかハッキリしている。

 

逆目の笹を掻き分けるようにして前進する。どれくらい進んだか検討もつかない。現在地も不明で、嫌になってきた頃にやっと残雪が現れ始めた。おもむろに雪の上を歩き始めるがズボズボ沈んで膝まで埋まってしまう。結構傾斜もあるので、薮漕ぎをしているのと同じくらい体力を消耗する。

進行方向の左側が開けてくると天狗岩方面が見えてくる。しばらくすると、かつて林業で使われていたと思われるワイヤーロープが木に巻き付けてあり、ここまでは作業する為に登っていた事が伺える。

 

 
巣箱 頂上 下山道
 

やっとの思いで稜線に到着したが、期待していたほどの展望は無かった。せっかく三脚を持ってきたけど…

頂上を探しに北の方へ行ってみるが、それらしい場所は見当たらない。仕方なく登ってきた場所まで戻ってみると、そこに黒沢山の標識があった。なぜか巣箱も落ちていたけど、そんなに古そうな感じはしない。

下山はやっぱり難しい。滑るし、ちょっと間違えれば余計な体力を消耗する。太ももまで埋まりながら雪の斜面を下り、薮漕ぎしながら普通に歩ける場所まで戻るのに、かなりの時間が掛かってしまった。久しぶりに太ももが悲鳴を上げているけど、まだまだ先は長い。
ショートカット出来そうな作業道があったので下ってみると黒沢ダムに急降下した。どうやら普段はこちらのルートがメインになっているようだ。