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経ヶ岳2296m
混雑したロープウェイに乗るのが嫌で今まで中央アルプスを避けてきたが、そろそろ信州百名山を完登したくなったので北の方から順番に登ってみることにする。

経ヶ岳といえば、地元の中学生が強歩大会を行い、毎年テレビのニュースで拝見する。凄いもんだと感心するが、片道5時間ほどの山を何時間で登るんだろうか?


仲仙寺の駐車場に到着すると観光バスが待機していた。既に団体客が既に出発したようだ。
今日は伊那谷を埋め尽くすような雲が広がっており、もしかしたら雨が降るかもしれない。雲の上は楽園かもしれないが、晴れることを信じて、仲仙寺の階段を登り始めた。


熊笹が多い登山道は、前日に降った雨のせいでズボンの濡れ具合も気になる。団体さんが前を歩いてるので、まだ濡れずに済むが、4合目に到着する前に団体さんに追いついてしまい、一気に湿っぽくなってしまった。
5合目で一息するつもりが、攻撃してくる虫が多くてイライラする。単調な登りが続き、7合目付近で展望が良くなり、ガスの向こうに少しだけ山が見える。 けど、何の山か分からない。

靴の中に水が溜まってしまい、ポチャポチャと音も聞こえてきた。今さらカッパを着ても遅いし、スパッツも持ってない。8合目に到着する頃には、完全に靴の中まで浸水してしまった。

8合目から9合目にかけて、胸まであるような熊笹登山道になってしまい、足元に登山道があるか確かめながら進む。


9合目あたりから青空も見え始め、気分的に元気になってきた。
あともう少しで山頂らしい。中央アルプスの山々が見えることを楽しみに最後の力を振り絞る。


山頂から伊那谷方面の景色がイマイチだったので、藪こぎして景色の良さそうな場所へ移動する。
20分ほど虫と戦いながら晴れるのを待っていたが、中途半端にガスが湧き上がってて、なかなか晴れない。

靴の中の水を搾り出してから下山開始。9合目で追い越してきた団体さんと擦れ違ったが、何人かは途中で諦めたようだ。


仲仙寺(5:01)〜4合目(5:51)〜5合目(6:16)〜6合目(6:43)〜7合目(6:59)〜8合目(7:37)〜9合目(7:59)〜山頂(8:22)〜8合目(9:35)〜5合目(10:05)〜仲仙寺(10:58)

2005年7月24日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。