ガードレールの無い国道は、スリップして落ちたら谷底へ真っ逆さまである。慎重に走りながら林道を走っていると、除雪してあるにもかかわらず雪が多くて通行不能になってしまった。
ここから先は、夏道を歩いたことがあるので多少なりとも安心して進める。けど、山頂付近は依然として雲の中で、このまま晴れなければ撤退しようかと思い始めた。
シールを装着したまま、ゆっくりプルークボーゲンで尾根を下るが、なかなかGPSが見つからない。どんどん下って尾根に取り付いた場所まで戻ると雪の上にGPSが落ちていた。
時計を見ると11時を少し回っている。 今から頑張ってラッセルしても1時間以内に頂上の台地へ到着するのは難しい。 雪の状態がイマイチで雪崩も発生しているので、早々に諦め来た道を戻ることにした。
緩やかな斜面が続き快調に滑っていたけど、だんだん雪が重くなってターンするのも大変になってきた。
2004年3月27日
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」