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苗場山2145m
野沢温泉で遊んでから秋山郷へとやってきた。
前回は途中で引き返したが、今回は車内泊なので時間もたっぷりある。
2週間前と比べると、だいぶ雪も少なくなり、地肌が見えてる場所も多いが、まだまだ十分過ぎるほど雪がある。

今朝の足跡だと思うが近くに熊がいるかもしれない。とりあえず大声で叫んでから怪しげなスノーブリッチを渡り、どんどん斜面を登ってゆく。

突然、木の根元からウサギが飛び出してきた。
ウサギは直前まで、俺の足音にビクビクしながら我慢してたんだろうか?
ウサギの寝床を覗くは2回目だけど、苗場山でウサギと出会う確立は非常に高いようだ。


スキーを脱ぎ、木の根っこにしがみつきながら、どんどん進むが、テレマークブーツで木の上を歩くのは大変である。

いくつかのシュープールが残され、ツボ足やスノーシューで歩いた跡もある。

昨日の足跡だろうか?スキーでジグザグに高度を稼ぐより、ツボ足で一直線に登ったほうが確実で速いかもしれない。

完全なザラメ雪じゃないので、ときどき太ももまで潜ってしまい、ストックで体重を分散させながら突き進む。


苗場山の台地へ到着すると思ってた以上に広大な雪原が広がってて感激である。岩菅山や佐武流山、鳥甲山の景色も素晴らしく、春霞が無ければ最高の場所だろう。

あっちの方向ではヘリが何度も往復してやかましい。
何だろうと思い地図を広げてみけどハッキリ分からない。もしかしたら「苗場山麓小松原ネイチャーヘリスキー」かもしれない。


  遊仙閣へ到着したが山頂の標識は雪の中である。
屋根に寄りかかり早めに昼食を済ませるが、誰も居ない苗場山は耳を澄ましても無音である。

神楽峰に誰か登っているかと目を凝らすが、肉眼で見てもゴマ粒のようにしか見えない。今回は手ブレ補正の望遠レンズを持ってきたので、ちょっとの事では手ブレしない。

 

  頂上でボケッとしてると大勢の人達がやってきた。
山頂からスキー場のような台地へ滑り込むが傾斜が緩すぎて諦める。
雪質もソコソコで快適にターンができるけど、夏道と同じルートで急斜面を下り始めると、雪が重くて数ターンするたびにゼーゼーハーハーする始末である。
その後も快適とは言えない雪質に悩まされながらテレマークターンを諦め、怪しげなアルペーンターンで車へと戻った。


 

 

標高1000m地点(5:16)〜3合目駐車場(6:26)〜6合目付近(8:12)〜9合目付近(10:03)〜山頂(10:48)〜標高1000地点(12:50)

2004年4月11日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。