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小八郎岳 烏帽子岳 池ノ平山 念丈岳 奥念丈岳 2009年8月14〜15日
第1日目 鳩打峠
6:50
小八郎岳
7:32
烏帽子岳
10:30
池ノ平山
11:32
念丈岳
13:00
第2日目 念丈岳
5:45
与田切乗越
6:10
奥念丈岳
7:28
与田切乗越
8:30
念丈岳
9:17
烏帽子岳
11:32
鳩打峠
13:29
 
ネットで念丈岳から奥念丈岳に登っている人の記録を探すが思うように見つからない。地図によれば念丈岳から1時間40分ほどで奥念丈岳に行けるらしいが、歩く人が少なすぎて踏跡程度?のようだ。薮の状態も気になるけど、もっとも困るのがルート上に水場が無い事である。

2日分の水とテントを背負って鳩打峠を出発する。
今日は先を急ぐつもりはないので小八郎岳経由で山頂に行くと南アルプス方面の眺めが良い。
烏帽子岳までは急登の連続で、頂上手前で単独の人に追い抜かされる。 ヘロヘロになりながら休んでいると後続の2人組もやってきた。皆さん烏帽子岳で引き返すようで、ここからは一人旅になる。

池ノ平山だと思われる場所にやってきた。キャンプをするには良さそうな場所だけど虫が凄くて落ち着かない。ゆっくり休みたいけど、仕方がないので渋々と念丈岳へと歩きだす。 念丈岳が見えてくると奥念丈岳の位置も大体分かるようになった。しかし、全体的に平らな山で、ピークらしいピークは無いようだ。

念丈岳の分岐に朽ち果てた標識が倒れている。奥念丈岳までは1時間40分と読み取れるが踏跡は限りなく無いようだ。ここまでやってくるのに体力を使い果たし、本日中に奥念丈岳へ行くのを諦めた。念丈岳の頂上でテントを張り、明日に備えて昼寝をする。念丈岳は、中央アルプスを越えてきた風の通り道になるようで頻繁に天気が変わる。また松川村側からも雲が湧き上がってくるので視界が安定しない。

翌日、不要な荷物をテントに残し、カッパを着て奥念丈岳を目指す。
分岐より与田切乗越へ向けて、ほぼ薮の踏跡をたどって急降下する。しかし、そのうちに踏跡もあやふやになり、なるべく歩きやすい場所を探しながら薮漕ぎをする。

与田切乗越から見上げる斜面に踏跡があるのか不安になってきた。案の定、しばらく登ると踏跡を見失い、朝露によって全身びしょ濡れ状態となり靴の中までグチャグチャとなる。

急斜面を登りきると小さな池があった。避けるように横断して薮漕ぎを続けると、僅かに踏跡が出てきて安心する。
主稜線には、標識だったと思われる柱がある。多分ここが奥念丈岳だろう。稜線上の薮を確認する為に少しだけ歩いてみるが、踏跡がしっかりしてて歩きやすい。つい最近落としたと思われるカラビナも近くにあったので、木に巻き付けてから同じルートで戻る。

テントに戻り、1時間ほど服を乾かしてから下山する。 烏帽子岳まではアップダウンが多いので、のんびり歩くけど、水の残りも僅かになり、だいぶザックも軽くなった。今回は4Lほど水を担ぎ上げたけど水不足で切ない状態が続いた。

※30年前のガイドブックを見ると、念丈岳から奥念丈岳に行くには40分ほどだったらしい。

 
鳩打峠 登山口 小八郎岳山頂 7合目分岐
急登が続く登山道 烏帽子岳の山頂 池ノ平山の山頂
念丈岳方面 与田切乗越への分岐 夕方
念丈岳 与田切乗越より奥念丈岳方面 奥念丈岳
奥念丈岳より念丈岳方面 念丈岳より池ノ平山