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乗鞍岳3026m
年末に槍ヶ岳へ登れなかったので天気図と相談して乗鞍岳へ登ろうと計画した。
元旦の情報では「雪が少ないものの吹き溜まりにサラサラした雪があるので最高にテレマークスキーが楽しい」とWEB上に掲載されている。
アイゼン、ピッケル、ロープなど完全な冬山装備を追加して乗蔵岳の山頂を目指すことにした。

リフトを降りると前日の新雪が30cm以上もあって、帰りのことを考えるとウキウキだったが、前日のトレースは消えてラッセルするのが大変そうである。

急な斜面を登りきると5人組みのグループがラッセルしながら下山してきた。


天気は良いけど風が強いので、だんだんとトレースも消えてきた。
5人組みは、位ヶ原の入口付近でテントを設営したらしく、ここから先はラッセルしなければならない。


肩の小屋に近づくにつれて雪質も硬くなり、顔に突き刺すような風が通り抜ける。大雪渓の雪紋も綺麗で久しぶりに良いものを見たような気がした。

 


観測所の風が来ない場所へ逃げ込み、スキー板をデポしてアイゼンとピッケルを装着して山頂へと出発する。観測所付近は、エビのシッポも大きく発達してアイゼン が気持ちよく刺さる。

耐風姿勢を取りながら蚕玉岳に到着した。
懐にカイロを忍ばせ、GPSとデジカメの電池を暖めながら歩いていたが、ちょっと元気がないようだ。
現在の気温は推定−15℃。風が強いので体感温度は−30℃ぐらいかもしれない。
南岳小屋に体感温度を表示できる温度計を見たことがあるけれど、あの機械を使ったら何度になるんだろうか?
ちなみに日本の最低気温は、北海道の旭川で記録した-41℃が最高らしい・・・

  山頂から大パノラマが広がっていた。

午前中は雲っていたので乗鞍岳にやって来たのは自分と武田さんだけ。
山頂から何人いるかチェックすると4人組みのグループがボードを背負って歩いていた。

 

  一緒に登った武田さんは、嬉しそうにスノーボードで滑ってきた。
位ヶ原付近は、まだまだ雪も少なく、ちょっと重めのパウダーに悪戦苦闘する。
 

リフト乗車(8:30)〜リフト降車(8:49)〜位ヶ原(10:55)〜肩の小屋(12:06)〜乗鞍岳(13:31)〜肩の小屋(14:25)〜第4駐車場(15:47)

2004年1月4日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。