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河内岳2801m
荒川岳を縦走した時に小河内岳避難小屋と塩見岳が見えていた。次週は塩見岳に登ろうと計画していたが塩見小屋の予約をしていない。どうしようか悩んだけど、最悪の場合は三伏峠小屋に泊まって塩見岳をピストンするつもりだった。

鳥倉林道の駐車場で時間の記録の為にデジカメで撮影しようしたら電池が終わっていた。充電してある電池と間違えたようだ。仕方がないので「写ルンです」で写真を撮るとして、時間はGPSのログから推測することにしよう。

林道歩きが終わりジグザグに登ると尾根歩きが始まった。登山道は整備されてて歩きやすい。登山地図に記載されてないが水場もあって南アルプスにしては優しい道のりだ。

塩見小屋の予約の状況を確認しようと登山地図に書かれた電話番号に連絡してみると「10時から現地の携帯電話に連絡してほしい」と音声が流れていた。三伏峠小屋で時間を潰して再び携帯電話で予約状況を確認すると「今日は予約がいっぱいでフリーの部屋もいっぱいになりそうだ」と言っている。六畳の部屋に詰め込まれるの嫌だし天気も怪しくなってきたので予定を変更して烏帽子岳と小河内岳方面に行くことにした。


三伏峠小屋で水が得られないので近くの水場で補給してからお花畑を通過する。マツムシソウが咲いてて牧場みたいだが、もっと時期が早ければ色々な花が咲いてるだろう。

烏帽子岳までやってくるとホシガラスと雷鳥が一生懸命ハイマツの実を食べている。ときどき花も食べてたが、落ちてる数から推測してホシガラスが何度も登山道まで往復したようだ。


風も強くなり烏帽子岳で小河内岳に登るか迷ったが、携帯電話で天気図を確認すると明日までは大丈夫のようだ。このまま日帰りで帰るより小河内岳避難小屋に泊まって、のんびり過ごしたほうが良いだろう。登山地図に付属しているガイドブックによると小河内岳は塩見岳や富士山の大パノラマが広がり大変に素晴らしいと書いてある。

予定通り頂上に到着したが真っ白で何も見えない。しばらく待っていたが寒くて耐えられなくなり避難小屋で宿泊の手続きを済ませる。


翌朝、だんだんと雲が移動して塩見岳も見えてきた。運が悪い事に「写ルンです」のフィルムも終わってしまい、最後の1枚を撮影してから、どんどん晴れてきた。

各ピークで、ゆっくり景色を見ながら三伏峠小屋に到着した。小河内避難小屋で管理人と長話をしてしまい出発が大幅に遅れてしまったが、駐車場に戻ると、ちょうど良い時間だった。


第1日目
鳥倉林道(6:04)〜登山口(6:50)〜三伏峠小屋(9:23)〜烏帽子岳(11:53)〜小河内岳(13:15)〜小河内避難小屋(13:35)

第2日目
小河内避難小屋(7:08)〜小河内岳(7:12)〜烏帽子岳(8:36)〜三伏峠小屋(10:00)〜登山口(11:25)〜鳥倉林道(12:17)

2004年8月21〜22日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。