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大姥山1006m
「昔、大姥が八坂村の1番高い山に棲んでいた。有明山の八面大王と恋仲となり、金太郎が生まれた。金太郎はこの岩山で熊と相撲をとりながら育ったので、たいそうな力持ちになっていた。金太郎が6歳の時、源氏の大将頼光が鬼退治の相談に大姥を訪ねてきた。金太郎は家来として鬼を退治し、それ以来頼光の四天王の一人に加えられたという。」 

山頂の看板(長野県北安曇地方事務所林務課)より抜粋


白馬の達人の本を読んで登山口を探すが、どこにあるのか分からない。
燃料ランプの警告も点灯して焦ってきた。
金熊温泉経由で登山口が紹介されてたが、グルッと1周して19号線に戻ってきたので、何だか損をした気分。

金太郎の看板を見つけて、どんどん山奥に進むと駐車場が現れた。


大姥神社は春のお祭りをやってるようだが、家の近くの裏山と同じで訪れる人が少ない。

神社の裏から登りはじめる。その昔は海底だったので砂が固まった岩が多く、痩せ尾根を鎖につかまって登る。滑る足元と絶壁の眺めは、何とも言えない気分だ。


「左折あと7分」の標識に従って進むと大穴がある。ここが奥社らしい。蜂の巣のようになった壁は、長い年月をかけて風化したようだが、どうやって出来たのか不思議だ。また、割れ目の中から波の音が聞こえるらしいけど、何も聞こえなかった。

ここからの景色が素晴らしく、新緑と北アルプスの雪稜がマッチしている。なかなか良い場所だ。


来た道を戻り、しばらく登ると山頂に到着する。各放送局のアンテナがあって、ちょっと残念だったが、山頂まで林道が延びていたので、そっちのほうがショックだ。三角点も見つからないし、景色もイマイチ。


駐車場(10:51)〜大姥神社(10:57)〜大穴(11:28)〜山頂(11:45)〜駐車場(12:19)

2005年5月3日


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。