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石尊山1667m
浅間山に溶け込んでしまうような石尊山は、浅間山や軽井沢の展望に優れ、ハイキングで訪れるには丁度良い山である。石尊山に続く登山道は緩やかな上りで、血の滝や源泉など見所いっぱいの山である。

石尊山の周辺には営林署が管理する林道がたくさんある。一般車が通れる1000m林道から三石追分林道経由で石尊山を目指す。

三石追分林道に石尊山の方向を示す標識が無い。道なりに進み、Y字路となってる場所を右に進む。

さんざ迷いながら石尊山へと続く登山道を見つけた。黄色い看板と枝に残された白いテープが目印だ。左に曲がってしばらく進むと石尊山の標識が現れる。

林道を何度か横断すると血の滝の看板が現れた。石尊山や浅間山の姿を確認できないが、標識に書いてある距離で、近づいている事が分かる。

標識の指示にしたがって100mほど歩くと血の滝と呼ばれる茶色の滝が現れた。見事な滝とは言えないが、茶色く濁った水は見ているだけでも地獄にやってきたような気分である。

血の滝を過ぎると傾斜も増して避難用のサイレンを通過する。サイレンを見上げてカメラに収めようとした瞬間、学校のチャイムのような音が鳴った。突然の事でビックリしたが山の中で必要なのか?そこからしばらく進むと源泉経由で石尊山と最短コースで石尊山に続く登山道がある。

茶色い水の正体は、水が空気と反応して茶色く変化したものだった。湧き出る付近は透明で、しばらく流れると茶色くなる。ちょっと試しに飲んでみるが、錆びた鉄を呑んでる感じで飲める水ではない。


源泉から急登となり、ほとんど人が歩いていないようだ。獣道のような登山道は、誰かが後ろで見ている気がする。

突然視界が開けた場所で石尊山や浅間山が見えた。標識は無いが感覚的に石尊山を確認する。

源泉に行かないで最短コースで石尊山を目指すと、ここにやってくるらしい。

石尊山の山頂は浅間山や軽井沢方面の展望に優れ、意外と穴場かもしれない。ゆっくり山頂で過ごしたいが、雨も降ってきたので標識に従って南の斜面を下る。草付の斜面は人間が歩いた感じと違う。「おかしい?」と思いながら途中まで下るが、道が分からなくなったので来た道を戻ることにした。

帰りは、すんなり戻ってこれた。ガス発生危険の看板を過ぎ、しばらく進むと「おはぐろ池」がある。ここまで戻ると源泉に行く分岐が近くにある。

三石追分林道入口(9:34)〜血の滝(11:34)〜源泉(12:02)〜石尊山(13:00-13:17)〜おはぐろ池(13:36)〜三石追分林道入口(14:58)

2002年9月29日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。