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天狗原山2197m 金山2245m
雨飾山の人気に消され、天狗原山と金山は登山口から長い道のりを歩かなければならない。山頂付近に素晴らしいお花畑があって火打山や焼山の展望も素晴らしい。もし焼山が立入禁止でなければ、火打山から雨飾山への縦走コースもあったことだろう。豪雪地帯だけに一斉に咲きだす花は見事だが小谷温泉や小谷村の風景も好きである。

通行不能だった林道も妙高へと通り抜けれるようになった。それ以前は、登山口まで1時間以上も歩かなければならず、開通したことによって楽になった。今日の登山者は自分だけのようで、登山道に数日前の微かな足跡が残っていただけだった。

ブナに囲まれた登山道は、どんどん高度を稼げて快適である。急登が終わると水場があった。今日は1Lの水を持っているので補給せずに帰ってこれそうだ。登山道がドロドロになってて歩きにくい。ついでに小さな虫に襲われ、とっても不愉快だ。止まると耳元に向かって一斉に攻撃してくるのでペースを上げて歩くことにした。


ガレ場を登ると強い風で虫も飛ばされてしまった。やっと休憩できると喜んでいたが、何だか雲行きが怪しい。高妻山や戸隠の山々も見え、天気が良ければ北アルプスも一望出来るだろう。

山頂が近ずいてくると火打山と焼山が大きく見えていた。どうやら、ここから先は風雪の影響で樹木が少ないようだ。

色んな花が咲いている。クルマユリや・・・花の名前が分からないのでパスしよう。それにしても花が多くて良い場所だ。


天狗原山の山頂と思われる場所に到着した。お地蔵さんがあって、ほのぼのした雰囲気だが、肝心の三角点が何処にあるのか分からない。航空写真で三角点の位置を調査した残骸が残っていたけど、虫が多くて探す気になれない。

天狗原山を後にして金山へ行ってみることにする。天狗原山から少し下って上りかえさないといけない。せっかく稼いだ高度なのに少々残念だ。そうこうしているうちに1人の登山者がやってきた。雨飾温泉から妙高へ縦走する予定だったが、雨が降ってきたので縦走を諦めて下山すると言っている。その話から推測すると焼山へ続く登山道があるようだ。

金山の山頂付近に到着したと思ったら、見事なお花畑に出迎えられた。綿毛になったチングルマが田圃を囲んで綺麗である。ちょっと遠いけど、時期を選べば素晴らしい景色が見れるだろう。


山頂に到着してから雨脚も強くなり焼山も見えなくなってしまった。
三角点に座ってパンを食べ始める。、水の消費量も少なくなった。今まで2Lの水を持ち歩くのが普通だったが、軽量化することによって楽に登れるようになったようだ。

登山口(5:19)〜パイプのある水場(6:04)〜小岩峰(6:26)〜天狗原山(8:01)〜金山(8:56)〜天狗原山(9:53)〜登山口(11:39)

2003年9月6日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。