「御来光を見るためには、金曜日の夜に出発して土曜日の朝に間に合うように歩かなければならない。どうしようか悩んだ結果、金曜日の仕事を終えてから三股の駐車場で相棒と合流することになった。」と書いたのが昨年の事である。
今年も御来光を狙ってみたが、1人で歩くのも刺激的である。また、集中力も高まるし、夜間訓練には手頃な登山道である。ライトの関係は、壊れてもいいように全部で4個ほど用意したが、携帯電話のライト機能が、どれほど役に立つか観察してみたい。
今日は星空が綺麗に見えてて御来光も期待できそうだ。まだ寒くないのでアイゼンの必要は無いけど、冬用の手袋とネックゲーターだけは持っていったほうが良いかもしれない。また、以前の経験からマグライトと小さなLEDを予備に持っていくことにする。
ゲートを越えて登山指導所に到着すると遭難者の張り紙があって、暗闇の恐怖と水の流れる音で余計に怖さを増す。吊橋を渡る時には、ビビリまくりだ。
蝶沢を過ぎた辺りから風が強くなり、雪も降ってきた。登山道には、しばらく前に降った雪が残っており、地面はテカテカに凍ってて前に進めない。何度もズルズルしながら大滝山の分岐に到着。 稜線付近はゴーゴーと風が流れているので、ハイマツの中で完全防備にしてからテント場へ向うが、真っ白と暗闇で山頂方面の登山道がどこなのか分からない。
蝶ヶ岳ヒュッテの自動販売機で缶コーヒーを買うつもりだったが、まだ電源が入ってないのでホットコーヒーを注文する。朝食の数からして泊まってる人は少ないようだ。
2005年10月29日
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」