朝から天気が良いはずだったけど、白馬村に入ってから雨が降り出し、猿倉の駐車場では雪だった。

夜明け前から行動するつもりが、天気がイマイチだったので明るくなってから歩き出す。しばらくすると小蓮華岳の稜線も見えてきて、上空は晴れていると確信する。白馬尻あたりから雪も増え、大雪渓ケルン付近でスキーを装着。久しぶりに雪の上を歩くけど何だかぎこちない。

天気も申し分ない状態となり、ルンルン気分で歩いていたら急にガスが舞い降りてきてホワイトアウト状態になってしまう。しばらく様子を見ていたら再び青空が戻ってきた。

ホワイトアウトを抜けたと思ったら、今度はレインクラストっぽいアイスバーンが出現する。雪が積もっている場所を選んで慎重に進むが、葱平周辺も似たような状態だったら非常に嫌らしい。

強風の中でカメラを取り出し小雪渓周辺を撮影するが、先ほどまで手元にあったはずのカメラバックが風で飛ばされてしまい、どこかに消えてしまった。このまま先に進んでも雪質が良くなると思えなっかたので、ここにて終了して滑りだす。

岩と氷の塊に気を付けながらターンを続けるが、思っていたほど雪質は悪くない。どちかといえば中間地点のアイスバーンのほうが嫌らしい。

白馬尻の手前でスキーを担ぎ、白馬尻小屋を素通りしようとしたら団体さんに声を掛けられた。誰かと思えばこばさんである。大雪渓の上部で引き返したようだけど、初滑りだったので安全を優先させたらしい。