前のページにもどる

白馬岳 雪倉岳 蓮華温泉 2008年5月2〜4日
5月2日 猿倉
4:25
頂上宿舎
10:07
5月3日 頂上宿舎
8:30
雪倉岳避難小屋
10:27
雪倉岳 
11:25
瀬戸川
12:41
蓮華温泉 
14:24
5月4日 蓮華温泉
6:11
ヘリポート
8:46
小蓮華岳斜面 
10:55
猿倉
13:00
 

天気予報に惑わされながら双六岳に行くか迷っていたけど、週間天気予報によれば日本海側は晴れるらしいので、双六岳を諦めて第2プランの雪倉岳周遊を実行することにした。

 

 
大雪渓 頂上宿舎 白馬岳
 

まだ夜は明けきってなかったけど、暑さ対策の為に早めに出発する。久しぶりにテントを背負って歩いてみるも荷物を分担しているので意外と軽い。

白馬尻から見える大雪渓は、デブリも少なく黄砂の影響も感じられない。いい感じのザラメ雪で、きっと空身で滑ったら楽しそうだ。
小雪渓までやってくると雲行きが怪しくなってきた。頂上小屋も見えるので、それなりに安心していたが、しばらくするとホワイトアウトになってしまい方向感覚が狂ってしまう。
GPSで小屋の位置を確認してから視界が晴れるのを待っていたら、すぐそこに小屋があった。

頂上小屋のテント場へ行ってみるも、風が強くて雪崩も怖いので、なるべく安全な場所に寝床を設置する。天気が良ければ色々な斜面を滑るつもりだったけど、白馬山荘でビールを買ったついでに頂上へ登り、スキーで滑ってその日は終了。テントに戻り、明日の水作りに励む。

 

 
トラバース 雪倉岳避難小屋
 
今日は朝から良い天気。頂上でのんびり過ごして、テントが乾くのを待ってから出発する。

なるべく高度を下げないように移動しながら、鉱山道の合流付近でシールを装着して歩きだす。鉢ヶ岳のトラバースルートが雪崩れていたので全速力で通過して、雪倉岳避難小屋に到着。ここからは雪が途切れてスキーも使えそうになかったので背負って雪倉岳の頂上を目指すが、シールが水を吸ってしまい超スローペースになってしまった。

 

 
雪倉岳頂上 白馬岳方面 朝日岳
 
雷鳥が何度も現れ、一緒に競争しながら登っていたら、殺風景な雪倉岳の頂上が見えてきた。ここから見える白馬岳や朝日岳は、夏とは違った印象で、とっても雄大である。もっとアクセスが便利だったら何度でも通ってみたいけど、日帰りが出来ないから別の意味で良い場所かもしれない。

 

 
斜面 瀬戸川 雪倉岳
 
風が強かったので、そこそこに休んでから雪倉岳の東面に飛び込んでみる。
出だしは気付かなかったけど、蓮華温泉から大勢の人達が登っていて、長い列が出来上がっていた。ボロが出ても恥ずかしくないように少し離れた場所からテレマークターンを開始。荷物が重いので少しぐらいのストップスノーは気にならず、快適なザラメ雪をどんどん滑って中間地点まで移動。高度が下がるに従って雪質も怪しくなるが、雪倉の滝をトラバースして瀬戸川にやってくると本日のメインイベントは終了した。

シールを装着して蓮華温泉へ登り返そうとしたところ、何十年も雪倉岳に通っている人に遭遇して、兵馬ノ平を経由して蓮華温泉を目指したほうが面白いということで、何となく滑って登り返してみたが、意外と時間が掛ってしまった。

 

 
振子沢 栂池自然園 金山沢
 
計画では天狗の庭を通って白馬大池に行こうと考えていたが、もしもスキーを背負うよう事になれば苦戦すると思い、振子沢経由で天狗原を目指す。

なるべく雪が硬いうちに蓮華温泉を出発して、楽に天狗原へ到着できるかと思っていたら、向い風が強くて進むのが嫌になる。我慢しながら天狗原が見える尾根に上がると目の前にヘリポートがあった。新聞でヘリポートの位置が変更になったのは知っていたけど、祠の前まで移動するには大変そうである。

今日は風が強いので白馬乗鞍岳に登るのは中止にして、自然園を横断して金山沢の入口へ移動するも、ちょうどゴンドラの運航時間と重なった為か、大勢の人達が小蓮華岳を目指していて、2300mの台地でのんびりコーヒーを飲みながら滑る様子を観察する。

陽が上がり、気温もグングンと上昇してきたらしく、斜面が崩壊する音がたびたび聞こえてきたので、あまり遅くならないうちに金山沢を滑り始めるが、なかなかデンジャラスなコースで急いで通過する。

猿倉に戻ってくると駐車場は満杯になっており、麓に降りて道路標識の温度計を見れば29℃になっていた。