大町温泉郷 薬師の湯 600円
数日前に雨が降っていたので雪があるか心配だったけど、とりあえずスノーシューとワカンを車に載せて扇沢に向かう。
登山口の駐車場には、これから出発する人が約1名。きっと途中で追いつくと思うが、どのようなルートで、どこへ行くんだろうか?
そろそろヘッドライトが無くても歩ける状態になってきたので、ワカンとピッケルをザックに取り付けて出発する。柏原新道は、だいぶ登らないと展望が良くないが、夜明けとともに登山道も赤く染まりだしたので、先週に引き続き大当たりのようだ。
写真を撮っていると大学生のグループがやってきた。ザックの大きさからして鹿島槍に行くのかな?夏道経由で進むらしいので、冬道から大学生の様子を伺うことにしよう。
適当な場所から尾根に取り付き、踏み跡を探しながらどんどん登っていく。噂では、木の枝が邪魔で歩きにくいと聞いていたが、雪が無いので枝に届くこともなく、どちらかといえば歩きやすいようだ。
しばらくすると爺ヶ岳の南峰が見えてきた。だいぶ登ってきたつもりだが、手前のピークを超えないと平坦にならない。 陽が高くなる前にジャンクションピークへ行かないと、雪が緩んで歩きにくくなるので、あまり休まず先へ進むことにする。
ここまでやってきてしまえば南峰までの時間が計算できるので、アイゼンを装着してウロウロ開始。針ノ木岳の展望が素晴らしく、扇沢駅もバッチリ見る。雪が硬くてアイゼンも気持ちよく刺さるが、陽があたる場所では雪を踏み抜いてしまい歩きづらい。
しばらくすると朝バイバイした大学生がやってきた。夏道の情報収集をすると問題なく通れるらしいが「ちょっと怖かった」と言っている。冬道を下山するつもりだったけど、時間に余裕があるので種池山荘経由で帰ることにした。
雪が緩んでズボズボ沈みながら問題のトラバース地点にやってくると、しっかりトレースは出来ているものの、上から雪の塊がゴロゴロ落ちてきそうな勢いだ。安全な場所まで速やかに移動したが、その先も、ずーっと雪がありそうな感じだったので、ギリギリまでアイゼンを装着して歩き続ける。