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十石山2524m
厳冬期の十石山に登ってみたいと夏の間に計画してみたが、何となく登る機会が無くて、登山口の偵察程度で下見が終わってしまった。

このところ続いた大雪の影響で十石山の積雪もバッチリだろう。フカフカのパウダーを期待するが、いつも以上に慎重に行動しないと痛い目に会いそうだ。


今日も朝寝坊をしてしまい遅い出発となった。既に出発したパーティーがあるようだが、車の数からして結構な人達が入山してるかもしれない。急いで準備をして林道を歩き出した。

貯水槽の横を通って分岐までやってきた。スノーシューのトレースに苦戦して、トレースを外してラッセルしながら急斜面を登るが、思った以上に雪が軽くて助かった。

急斜面を登りきると湯沢平という場所に到着した。ここから先は平坦な尾根歩きとなる。多少のアップダウンがあるので帰りはシールを装着しないと進めそうに無い。


2番目の急斜面に取り付いたが、帰りに滑ってこれるか心配である。雪質が良いので、どうにかなるかもしれないが、モナカ雪だったら最悪だろう。

しばらくすると前穂の吊尾根が見えてきた。


森林限界を超えると強風が待っていた。風で雪が舞い上がり、耐風姿勢もしばしば。飛ばされる事は無いけど嫌な感じだ。

白馬乗蔵の大斜面を小さくしたような斜面は、良さそうな感じに見えるが雪紋があって硬そう。

 


山頂から景色は素晴らしく、穂高や乗蔵が一望できる。強風に耐えながらカメラを構えるが、カメラが揺れているのでシャッタースピードを上げても手ブレしそうだ。
手ブレ補正レンズを使っているのでピンボケする確立は低いが、手ブレ補正のテストをしてるみたいだ。


風から逃れる為に避難小屋の入口付近に移動する。扉を開けて中を覗くが、暗くて何も見えない。扉を元通りにして、急いでシールを剥がして滑走の準備をする。

ちょっと硬めの雪質だったが、スピードが上がれば安定するだろうと期待するも、失速して大斜面が終わってしまった。再び登り返す時間も無いので来た道を滑り出すが、斜度が緩すぎて止まってしまう。

トレースを忠実に下って、急斜面になるところからシュプールを追いかけて下る。南向きの斜面は、モナカ雪のオンパレードで、ときどきテレマークターンを試みるが、アルペンターンじゃないと転んでしまう。でも楽しい。


シールを装着して湯沢平までやってきた。
最後の急斜面となるが、陽があたらない場所は良質のパウダーが残っていて楽しい。
分岐から、滑落したらタダでは済まない怪しげなトラバースを一気に通過して料金所へ戻った。


料金所(8:03)〜分岐(8:43)〜湯沢平(9:50)〜山頂(13:41)〜湯沢平(15:30)〜料金所(15:58)

2005月2月6日


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。